食べ物で振り返る沖縄出張

こういうお仕事で、二泊三日の沖縄出張に行って参りました。こんな風に沖縄にまで招いていただけるなんて、ありがたや〜

招いてくださったのは、知る人ぞ知る金永秀牧師任です。今は、沖縄キリスト教学院大学の学部長、そして宗教部長を兼任しておられます。僕たちの世代(そしてその上の世代)の在日大韓の青年会経験者にとっては、本当に懐かしいお方です。

それでは、今回は、この出張を食べ物で振り返ってみる、という企画です。

今回一番印象深かった、ラフテー(沖縄風豚の角煮)です。ラフテーは知っていたのですが、もともと角煮のようなこってりした味付けのものはあまり好きではないので敬遠していたのです。ところが、それは僕の誤解だということが分かりました。上品でさっぱりとした仕上がりの肉があまりにもおいしいので感心していると「ラフテーだ」と言うのです。僕の持っていたイメージを説明すると「それは違う。ラフテーとはこんな風に油をきれいに抜いた、さっぱりした料理だ」と言われました。なるほど… 確かに、博多のラーメンも、他の地方では相当に誤解された「似て非なるもの」になってるし、寿司や天ぷらなんかも、外国で食べると本当にひどいものがよくありますもんね。

ジーマミー豆腐(ピーナッツの豆腐)です。豆腐というより、なんでしょうね…モチのような、プリンのような…。独特な食感だけど、ゴマ豆腐のようにこってりとはしていない。これもまた、感心するおいしさでした。「豆腐」というジャンルに入れるには、ちょっともったいない存在感、という感じでしょうか?

海老の天ぷらと、里芋のアンダーギー(揚げ物)です。海老のほうは見ての通り、この衣が独特でとても香ばしい。そして里芋の揚げ物も独特な仕上がりで、見た目と味の違いに意表を突かれます。添えられている獅子唐でさえ、実に上品で深い味わい…いや〜参りました。この琉球料理のコースは大学側のご招待で、金永秀牧師任と学長の中原俊明先生、そして前学長で現在は沖縄キリスト教平和研究所の所長をしておられる大城実先生に連れて行っていただきました。お忙しい中、こんな若輩者に時間を割いてくださった皆さま、本当に感謝いたします。皆さん、とても気さくな方で、いろんな貴重なお話をしていただきました。楽しい時間でした。

さて、食べ物に戻ります….

これは外せません! ソーキそばです。ここは実は2年前にNCC教育部のツアーで来た時に、辺野古の帰りに立ち寄った店なのですが、今回は自分一人で車を運転して行ったので、なかなか感慨深かったです。宜野座市の「やかそば」というお店だったのですが、お腹の具合が心配だったので、無理をせずにソーキそばの小(¥450)をいただきました。感動したのは、このソーキと呼ばれる豚のスペアリブです。実は僕は、今からさかのぼること18年、初めての沖縄訪問の時に連れて行ってもらった店で初めてソーキそばを食べたのですが、その時の店が、見るからに観光客用の大型店で、脂っこくてしつこくて、ものすごく不味かったのです。しかもその時連れて行ってくれた方が「ここが一番有名な店だ」などと言い張るので「なんだ、一番おいしいソーキそばってこんなもんか」という拭いがたいネガティブイメージが、僕の中で形成されてしまったのでした。(今考えてみると、ソーキそばだけではなく、この時のこの方のガイドのおかげで、僕の中には沖縄に対する間違ったイメージがたくさん植え付けられてしまったのです。思うに、この方はたぶん沖縄をあまり知らなかったんじゃないでしょうか?)

前回は普通の沖縄そばをいただいて、そのおいしさにすっかり心奪われたのですが、今回はソーキそばに挑戦してみることにしました。そばはあっさりした出汁に、独特のコシの強い麺を組み合わせたもの。前回通りのおいしさです。そして問題はこの別皿仕様のソーキです。かぶりついた瞬間、口に拡がる香ばしい香り。しかも全くしつこかったり、脂っこかったりしないのです。本当に目から鱗が落ちました。前日に金永秀牧師任が、ラフテーに感動している僕に向かって「沖縄は豚の食べ方の文化に関しては、本当に進んでいる」と言っておられましたが、その言葉の意味を完全に理解した瞬間でした。

いかん…いつの間にかものすごい長文になってきました。さて、デザートです。沖縄といえば、ブルーシール・アイスクリーム!(らしいですね。僕は知らなかったのですが…)ということで、食べてみました。これはウベ味といって、紅芋のアイスクリームです。おいしいのですが、アイスクリームはさっぱりしたものを好む僕には、ちょっと甘さが濃厚すぎました。

そして、サーターアンダーギーという揚げ菓子です。これも実は初対面の印象が悪かったせいで、ネガティブなイメージで捉えていた一品です。しかし今回は違いました。甘すぎず、お菓子然としておらず、食べごたえあり。長いドライブのせいでお腹が空いていたこともあったのでしょうが、万座毛の美しさもそっちのけでむしゃむしゃと平らげてしまいました。サーターアンダーギー…いい相棒になれそうです。つくばのコンビニとかに普通に売っていたら、小腹が空いた時の有力な選択肢になるでしょうに…

そして最後に、さんぴん茶。沖縄では当たり前にどこにでも売っているのに、他の場所では見ることの出来ないお茶です。独特なフレーバーですが、くせになる味でもあります。ちなみにこれはコカコーラ製。他にもポッカをはじめとして、いくつものメーカーから出ています。

いや〜、長くて申し訳ありませんでした。読んでくださった皆さん。ありがとうございます。説教を書く時と違って、食べ物の話は、いくらでも負担なく書けるのが不思議です…

とにかく、沖縄の食文化も広く、深いです。しかも僕はどうも相性がいいようで、ちょっと住みながら沖縄の食を極めてみたい、と思うほどです。次はいつ来ることが出来るでしょうか? 出来たら家族でのんびりと食べ歩きがしてみたいですねぇ。

 

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コメント / トラックバック4件

  1. あかもいさむ より:

    豚の食べ方(全体食)は、琉球弧と呼ばれる台湾、沖縄、韓国に共通した食文化ですね。九州は、豚骨ラーメンでかろうじてこの弧の仲間に入るでしょうか。

  2. admin より:

    豚骨ラーメンですか? ….結構微妙な気がしますがね….
    もちろん豚骨ラーメン自体は大好きですけど。

  3. satoshi@沖縄 より:

    沖縄出張、お疲れ様でした。良いお話を、ありがとうございます。「さんぴん茶」は、沖縄ではよく飲みますね。「ジャスミン茶」のことですよ。中国語で、香片(シャンピェン)が語源です。またん、めんそ~れ~。(また、お越しください)

  4. admin より:

    望月先生! コメントありがとうございました。
    今回はゆっくり語り合えなかったのが残念でした。申し訳ありませんでした。
    また伺います。ほんとに、今度は家族で行きたいですね〜。
    さんぴん茶がジャスミン茶だったなんて…ちょっとショックです(笑)

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